AWS EC2 Backup

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AWS EC2とは?

AWS EC2とは、Amazon Web Services Elastic Compute Cloudのことです。AWSが提供するサービスの中で、最も人気のあるサービスのひとつです。EC2インスタンスはシンプルな仮想サーバーで、Amazonのパブリッククラウドでリクエストし、プロビジョニングすることができます。EC2はオンデマンドで拡張性のあるコンピュート能力を提供するため、ハードウェアへの先行投資と、それに関連するメンテナンス作業を不要にします。企業は必要な数だけAWS EC2の仮想サーバーを立ち上げ、トラフィックの増減に合わせてスケールアップ、スケールダウンを行うことができます。

AWS EC2のバックアップ方法とは?

AmazonのパブリッククラウドにあるAWS EC2インスタンス (仮想サーバー) のバックアップ方法は5通りあります:

  1. Amazonマシンイメージ (AMI): ルートファイルシステムのスナップショットを提供します。元のインスタンスと同じ構成で新たなインスタンスを作成したい場合に便利です。
  2. EBSスナップショット: インスタンスにElastic Block Store (EBS) ボリュームが使用されている場合、EBSのスナップショットを作成してバックアップすることができます。EBSスナップショットはそのEBSボリュームに書き込まれたデータだけを取得するため、特定のアプリケーションやオペレーティングシステム (OS) によってキャッシュされたデータは除外されます。
  3. AWS Backup: フルマネージド型のバックアップサービスで、AWS EC2全体にわたるデータのバックアップと復旧をシンプル化、一元化、自動化することができます。テクノロジーやビジネスのニーズにあわせて、バックアップスケジュールとデータ保持期間を自動化するバックアップポリシーを作成することができます。
  4. 手動バックアップ: EC2インスタンスから別の場所へ、データを手作業でコピーすることができます。
  5. サードパーティのツール: AWS Backupを実行するために設計されたサードパーティのツールの利用が可能で、よりきめ細かなバックアップとセキュリティコントロール、強化された災害復旧、その他の高度なバックアップと復旧などの機能も搭載されています。

AWS EC2のデータをバックアップするメリットとは?

AWS EC2のデータを定期的にバックアップすることは、事業継続性を重視するあらゆる企業や政府機関にとって重要です。バックアップは適切に導入し、頻繁に見直すことで、災害が発生しても、信頼できる実証済みのソリューションによってダウンタイムを最小限に抑えることができます。

また、バックアップによって、削除されたり破損したりしたアプリケーションやデータを迅速にリストアすることもできます。さらに、ランサムウェア攻撃やその他のサイバー脅威のインシデントからの復旧においてもバックアップは不可欠です。

AWS EC2のデータをバックアップするその他のメリットとして、次のようなものがあります:

  • AWSのデータに対してエンタープライズグレードの保護を行い、SLA (サービスレベルアグリーメント) を達成
  • AWSへの移行の加速、フェイルオーバーの自動化、アーカイブのシンプル化
  • ダウンタイムの最小化とデータ損失の防止
  • コンプライアンス要件を満たし、効率化
  • 本番データのコピーやクローンを使用した開発とテストの加速
  • 新規リージョンや新規アカウントへのアプリケーションとデータの移行の効率化
  • バージョン管理 (古いバックアップを確認することで、特定の時点のデータの状態を確認可能) のシンプル化

AWS EC2のスナップショットとバックアップの違いとは?

AWSのスナップショットとバックアップは区別されずに使われることが多い用語ですが、Amazonパブリッククラウドにおいてデータを保護する、異なる2つの方法を表しています。

AWSスナップショットは、特定の時点で取得された、EC2インスタンスのAmazon EBSボリュームのコピーのことです。この方法は非常に高額なコストがかかり、ストレージと復旧の選択肢を狭める場合があります。

AWS EC2 Backupは、クラウドワークロードの包括的で柔軟なコピーのことで、信頼性の高い保護が実現し、高速で一貫した復旧が保証されます。

スナップショットにもバックアップにもそれぞれの利点がありますが、一般的にエンタープライズデータの長期保護にはバックアップを採用することが推奨されています。

AWSスナップショットと真のバックアップの違いを理解し、クラウドワークロード向けの主要なサードパーティ製バックアップソリューションを利用することで、バックアップ容量のコストを大幅に節約しながら、データセキュリティとデータの信頼性を向上させることができます。

CohesityとAWS EC2 Backup

今日のようなデータ主導の世界では、オンプレミスやパブリッククラウド環境に分散したさまざまなアプリケーションやデータを管理するための柔軟性を求めて、多くの企業がハイブリッドクラウド戦略を採用しています。これには通常、VM (仮想マシン)、NAS (Network Attached Storage)、データベースなどのオンプレミスにあるワークロードやアプリケーション、およびAWS EC2のような多数のクラウドワークロードが含まれます。

こういった物理ベース、仮想ベース、クラウドベースのアプリケーションを保護するため、企業は多くの場合、バックアップと災害復旧に複数のポイント製品を利用しています。このやり方にはさまざまな課題があります。例えば、このようなサイロ化した製品を熟知した専任のITリソースが必要です。また、バラバラに提供されるサービスは管理が複雑で時間がかかり、高額になる可能性があります。

Cohesityはこうした課題を克服してハイブリッド環境のバックアップと復旧をシンプルにするため、AWS EC2のワークロードを保護するための多数のオプションを提供しています。

  • AWSスナップショット: Cohesity DataProtectは、ネイティブのAWSスナップショットを使ってEC2インスタンスを保護し、元のEC2インスタンスと同じAWSアカウント、同じリージョンにこれらを保存します。
  • Cohesityスナップショット: Cohesity DataProtectは、Cohesity DataProtectサービスでサポートされているAWSリージョンにバックアップデータを取り込むことで、EC2インスタンスを保護します。Cohesityスナップショットは、エアギャップされたイミュータブルバックアップを提供し、ファイルとフォルダレベルでのきめ細かい復旧を可能にします。
  • BaaS (Backup as a Service) for EC2: Cohesity Cloud Servicesのポートフォリオには、AWS Marketplaceで利用可能なサービスとして提供されるDataProtectなど、複数のas a Service製品が含まれています。サービスとして提供されるDataProtectは、AWS EC2インスタンスを含め、クラウドベースとオンプレミスのさまざまなアプリケーションを保護することができます。
  • Disaster Recovery as a service (DRaaS) for EC2: Cohesity SiteContinuityは、AWSのミッションクリティカルなワークロード向けに、フェイルオーバーとフェイルバックの自動化をオーケストレーションします。
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