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部族メンバーの保護
Citizen Potawatomi Nation (CPN) は、データへの信頼できるアクセスに依存して、医療などの政府サービスを提供し、部族の企業を支援し、部族の歴史と言語を維持しています。ランサムウェア攻撃の増加に伴い、CPNは、オンサイトでの単一のバックアップコピーに加えて、データ保護層をもう1つ追加したいと考えていました。CPNは、2つのデータコピーを保持することでセキュリティと事業継続性を強化しました。1つは、 Cohesity DataProtect を使ってオンサイトで、もう1つは、 Cohesity FortKnoxを使ってAWSで、データコピーを維持しています。ファイルの検索とリストアがはるかに高速になり、ランサムウェアから保護されたバックアップコピーを2つ異なる場所に保持することで、CPNのデータと遺産の保護に役立てています。
CPNは連邦政府によって認められた部族で、世界中に約38,000人のメンバーがいます。資金は連邦政府だけでなく、カジノ、ガソリンスタンド、食料品店、銀行、その他の企業などの部族企業からも提供されます。CPNのCIO/IT担当ディレクターであるChristopher Abel氏は、次のように述べています。「Citizen Potawatomi Nationは、メンバーのプライバシーやサイバー攻撃中のサービスの継続性など、州や地方自治体と同じくセキュリティ上の懸念を抱えています。また、私たちには独自の課題として、次の世代のために自分たちの歴史と言語を保持することがあります」 CPNの開発者たちは、この遺産をオクラホマ州ショーニーにある約3,345平方メートル (36,000平方フィート) の Citizen Potawatomi Nation Cultural Heritage Center において、インタラクティブなデジタル展示物という形で蘇らせました。
Abel氏のチームは、部族の政府機関、企業、診療所、Cultural Heritage CenterにITサービスを提供しています。以前、ITチームはローカルデータのコピーを1つ、Veeamに保管していました。保護を強化するために、Abel氏は米国サイバーセキュリティおよび社会基盤安全保障庁 (CISA) が推奨する 3-2-1 戦略を採用したいと考えました。ガイドラインでは、ローカルで (異なるメディアで) 2つとオフサイトで1つ、計3つのデータコピーが求められています。Abel氏は言います。「私たちは、バックアップとリストアが迅速で、使いやすく、プロキシサーバー管理の手間が省ける新しいオンサイトソリューションを求めていました。オフサイトのコピーについては、クラウドソリューションを選択しました。物理ストレージをセットアップして管理するコストとスタッフの作業時間を節約できるからです」
CPNは、地元の再販業者であるPinnacle Business Systemsが推奨するCohesityを使用することで、セキュリティとデータ保護の問題に対する解決策を見つけました。Abel氏は言います。「Cohesityは、ランサムウェアの保護と使いやすさなどにおいて、他のデータ保護ソリューションよりもはるかに優れています。CPNの25人のITチームは、2,200人以上の従業員と38,000人の部族メンバーをサポートしており、時間と労力を節約できるソリューションを常に模索しています」
Cohesity DataProtect は、プロキシサーバーを必要とせずに、HPE Apolloサーバー上にCPNのデータのローカルコピーを作成します。同時に、 Cohesity FortKnox は、AWSクラウドのセキュアなデータ保管にオフサイトコピーを作成します。どちらのコピーもイミュータブル (変更不可) であるため、ランサムウェア攻撃の一環で暗号化または削除される可能性はありません。Abel氏は言います。「AWSにCohesity FortKnoxを導入することは、3-2-1戦略の一環として、セキュアなオフサイトバックアップを維持する最も簡単な方法です。自社スタッフを割り当てて遠隔地やクラウドにストレージをセットアップして維持するよりも、はるかにシンプルでコストも抑えることができます」
現在、部族の個人データや企業システムは、ランサムウェアなどのサイバー攻撃から守られています。稼働中のシステムがランサムウェア攻撃を受けた場合でも、Abel氏のチームは、オンプレミスのCohesityのバックアップまたは Cohesity FortKnoxのいずれかから、データのクリーンコピーをリストアできます。これは、Cultural Heritage Centerのインタラクティブ展示を背後で支えている仮想マシン、データベース、およびファイルとコードのデータにも適用されます。Abel氏は、次のように述べています。「CIOとして、次の世代のために自分たちの文化と歴史を記録するデータを保護することが、私の仕事の重要な部分です。Cohesity FortKnoxが、AWS上でCohesityが管理するセキュアな保管で、転送中や保存中のビジネスデータと文化データを保護してくれるとわかっているので、安心して眠れます」 ランサムウェア保護は、CPNがサイバーセキュリティ保険に加入する資格を得るのにも役立ちました。
Cohesityを使用すると、バックアップと復旧の速度が速くなり、紛失したファイルや破損したファイルの場所を特定して復旧できます。ITチームは単一の画面から任意のファイルを検索し、数回のクリックでリストアし、すべてのバックアップとリストア状態を監視できます。Abel氏は言います。「ワイルドカード検索を使ってあらゆる種類のファイルの名前と場所を確認すると、時間を大幅に節約できます。VMやファイルの復旧は、かつてのように数日ではなく、数時間から数分で行えます。これにより、バックアップとリストアに費やしていた時間と労力を、部族メンバーの生活の質を向上させるプロジェクトに費やせるようになりました」
ある週末、Abel氏の電話が鳴り、部族企業から重要なフォルダのリストアを求める緊急電話を受けたときに、Cohesityの直感的なインターフェイスが、その真価を発揮しました。リストアをいつも処理しているIT担当者は不在でした。Abel氏は言います。「私は1年間、Cohesityで個人的にリストア作業をしていませんでしたが、インターフェイスが非常にわかりやすかったので、わずか数分で自宅からリストアすることができました。発信者はすぐにフォルダが戻ってきたので安心し、私は自分の作業に戻ることができました」
Abel氏は言います。「Cohesityのおかげで、私たちのデータがサイバー攻撃で紛失したり、ロックされることはないという確信を得ることができました。明日、来月、来年目覚めたときに、部族のサービスや歴史を保存するために必要なデータが何らかの形で消えてしまうことを恐れずに前進することができます。Cohesityは、私たちのデータだけでなく、私たちの文化も保護していると思っています」
Citizen Potawatomi Nation向けのCohesityソリューションの特長は次のとおりです。
Citizen Potawatomi Nationは2,200人以上の従業員を擁し、First National Bank and Trust Co.、Grand Casino Hotel Resort、FireLake Discount Foods、Citizen Potawatomi Community Development Corporationなど、部族所有の複数の営利企業を運営しています。オクラホマ州ショーニーにあるCultural Heritage Centerは、口承伝承、初期の生活様式、紛争、強制排除、近年の歴史に関するインタラクティブなデジタル展示を通じて、CPNの歴史を伝えています。
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カリフォルニア州財務局
セントジョンズ郡保安官事務所