サイバー攻撃に対するデータの保護とセキュリティ確保
データ保護
データセキュリティ
データインサイト
サイバーレジリエンス実現のための5つのステップ
クラウド & SaaS
企業・法人
業界
チームの労力的余地の増加
データは医療を含むあらゆる業界の生命線です。HNL Lab Medicineは、医療上の意思決定の70%が、自社のような臨床検査サービスから得られたデータを使用して行われていることを鋭く認識しています。HNLはサービスの時間的制約があるため、24時間365日の運用であり、データ保護は極めて重要です。Cohesityを最新のデータ管理プラットフォームとして導入して以来、HNLのスタッフはバックアップの管理にかかる時間が短縮され、追加の作業を引き受けることができるようになりました。また、HNLは重要なアプリの市場投入までの時間を短縮し、12か月以内に100%のROIを達成しました。
数年にわたるデータセンターの Nutanixベースのハイパーコンバージドインフラストラクチャへの近代化が完了した後、HNLは、従来のバックアップソリューションを見直すか、完全に置き換える必要がありました。従来のVeeamシステムが、新しいセキュリティ意識の高いソフトウェア駆動型の環境に適合するよう、コストのかかるフォークリフトアップグレードを行わなければなりませんでした。また、HNLは、コロナ禍の急速な成長をサポートする新しいアーカイブプラットフォームを必要としていました。
HNLは、機能に制限のあるソリューションへの多額の投資を避けるため、データ管理アプローチをモダナイズすることを考えました。HNLは、よりシンプルに、より優れたスケーラビリティと総所有コスト (TCO) の低減を約束する、より新しい包括的なソリューションを調査しました。「次世代のデータセンターモデルに合わせてレガシー製品を改良しようとすると、複雑さとコストが増大するだけです」とHNLの最高情報責任者であるHarvey Guindi氏は述べています。
HNLでは、仮想デスクトップインフラストラクチャ、常時オンの Microsoft SQL サーバーのクラスター、汎用Windowsサーバー、ベアメタルバックアップとアプリケーションレベルバックアップの両方を必要とするIBM AIX上で実行されるSunquestラボ情報システムの、4つのオンプレミス ワークロードを保護する必要がありました。さらに、クラウドには Microsoft 365 があり、これにはHNLの急速に増加しているOneDrive、Teams、SharePointのデータがすべて含まれているため、HNLが選択するバックアップソリューションは、このデータも保護できる必要がありました。また、Guindi氏には2つの技術的要件もありました。同氏は、サイバー攻撃から保護するためにデータのイミュータブルなバックアップコピーを作成し、それをエアギャップモデルを使用して保存するソリューションを求めていました。彼は候補を Rubrik とCohesityに絞り込みました。HNLは、8か月間の調査とその後のテストの後、Cohesity Heliosデータ管理プラットフォームを選択しました。
Cohesityを選択したHNLの決定の重要な要素は、オンプレミスとクラウド向けに構築されており、従来のバックアップよりもはるかに多くを実行できることです。「私たちは、バックアップデータの保護とコントロールを強化したいと考えていました。また、ファイル共有スペースから離れ、SharePointやTeamsなどのクラウドソリューションを使用したいとも考えていました」とGuindi氏は話します。
現在、HNLはラボが従来のNASインフラストラクチャから移行するにあたり、Cohesityを使用して、従来のワークロード、オブジェクト、Microsoft 365データ保護 (SaaSベースの生産性向上アプリに加えて、SharePoint、Teams、OneDriveデータを含む) を簡素化し、強化しています。ユーザーが誤ってファイルを削除した場合、HNLはCohesityを使用してSharePointの復旧を実行できました。また、構成変更がうまく行かなかったSharePointサーバーを復旧し、計画されたアップグレードをロールバックすることもできました。
「Cohesityは、保持期間の実証に必要なバックアップを実行する優れた方法です」とGuindi氏は述べています。「例えば、Cohesityでは毎日4週間のバックアップを、AWSでは毎月および毎年のバックアップレプリカを7年間保持しています。他のアプリケーションについては、特定のルールがあり、20年間保持しています。」
Cohesityの導入は、HNLの開発/運用チームに大きなメリットをもたらしました。今ではCohesityは内部プロセスに組み込まれており、チームメンバーは、ネイティブアプリケーションやツールよりも簡単かつ迅速にサンドボックスや開発環境を作成できます。開発者がデータベースやサーバーを複製したい場合は、SQL ServerやVMware内のネイティブツールではなく、Cohesityのゼロコストクローン機能を使用します。「これは間違いなく市場投入までの時間を短縮しています」とGuindi氏は言います。「Cohesityは、従来のバックアップおよび災害復旧ソリューション以上のものです。私たちの日常業務に不可欠なものとなっています」と話します。
HNLの開発環境は異種混在環境です。「Cohesityは、2つの異なるハイパーバイザー間を移動するのが簡単です。なぜなら、その間に位置し、すべてを見れるからです」とGuindi氏は述べています。「VMのバックアップ、イメージ、スナップショットを1つの環境から取得し、それを別の環境に移動または複製できるため、まるでデータ統合レイヤーかのように動作します」
以前は、HNLにはデータの可視性がなく、二次利用のデータ機能や容量もありませんでした。そのバックアップソリューションは、単なる保険契約でした。「レガシーには代償が伴います」とGuindi氏は言います。「パフォーマンス、セキュリティ、拡張性に関する課題があります。Cohesityのような最新のソリューションを選べば、このようなネガティブな側面をすべて完全に排除できます」
HNLでは、Cohesityを含む組織のエンタープライズデータセンターとクラウドソリューションを担当する人員はわずか3名ですが、レガシー製品をサポートし続けていたとすると、チームは少なくともあと3名の人員を必要としていただでしょう。また、切り替えによる機会費用も発生しませんでした。実際はその逆で、チームは今や、この切り替えを行っていなければ管理できなかったであろう多くのプロジェクトを引き受けています。
今後に関して、Guindi氏は次のように述べています。「パンデミック後も着実に増加し続けるであろうMicrosoft 365のデータ、特にOneDriveとSharePointのデータの保護を拡張する予定です。そのデータのリストアが必要になった場合は、確実にCohesityのプラットフォームを利用するつもりです」
HNL Lab Medicineは、高品質で革新的な臨床検査医療サービスを提供するリーダーです。ペンシルベニア州アレンタウンに拠点を置くHNLは、ペンシルベニア州とニュージャージー州に60以上の施設を持ち、毎年約300万人の患者と12,000人の医療提供者に対して6,000万以上の臨床および解剖学的病理結果を生成しています。
Industry
Region
Use Case
Products
Environments
前橋赤十字病院、CohesityとCisco XDR でランサムウェアの防御と対応を強化
武蔵野赤十字病院
小児患者のケアにはデータセキュリティの確保も不可欠