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Nasdaqがセキュリティ、サポート、SaaSにCohesityを採用

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数分でメールをリストア

Nasdaq

Nasdaqはクラウドを中心とした企業へと変化している最中であり、可能な限りSaaS (Software as a Service) への移行を進めています。Microsoft 365への移行後は、操作が簡単かつセキュアで、EUのGDPR (一般データ保護規則) のようなデータレジデンシーに関する規制に準拠した、クラウドベースのフルマネージドバックアップソリューションを求めていました。また、オンプレミスでホストされている100のExchangeメールボックスのバックアップも必要としていました。Nasdaqは、Cohesityにその答えを見出しました。チームは単一のインターフェイスから、Microsoft 365とExchangeの両方のデータのバックアップとリストアを管理できます。紛失したメールやカレンダーは、数日ではなく数分でリストアできます。グローバルコンプライアンスレポートはよりシンプルになりました。また、役員が違う国に異動した場合でも、Cohesity DataProtectは自動的に新しい国のデータ主権要件に準拠します。

課題

Nasdaqのクラウドジャーニーはパンデミック期間中に加速しました。「社員はどこからでも仕事ができる柔軟性を必要としているため、必要なアプリケーションやデータをインターネットで提供しています。つまりSaaSの利用を拡大したのです」と 主任テクノロジストのMike Viola氏は言います。

NasdaqがMicrosoft 365を採用した際、Exchangeチームはバックアップソリューションを見直しました。リードシステムアドミニストレーターのDave Suomela氏は次のように話しました。「Microsoft 365の採用でメール容量の上限が上がったため、紛失したファイルのリストアを何日も待つ必要がないよう、従業員はメールをため込むようになりました。もし、個々のメールを素早くリストアすることができれば、メールをため込む理由はなくなります」

新しいクラウドベースのバックアップソリューションは、操作が簡単なだけでなく、6,000のMicrosoft 365アカウントと、インターネットに接続できないセンシティブなアプリケーションに使用している残り約100のExchangeアカウントを、4名のチームで管理できるものでなければなりませんでした。また、Nasdaqの法律顧問室からは、EUのGDPRのようなデータレジデンシーに関する規制に自動で準拠するという要望もありました。

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解決策

主要なクラウドベースのバックアップソリューションを比較検討した結果、Microsoft 365にはサービスとして提供されるCohesity DataProtectを採用し、オンプレミスのExchangeデータにはCohesity DataProtectを併用することにしました。「Microsoft 365のデータとオンプレミスのExchangeのデータを、Single Pane of Glass (すべての情報を参照できるひとつの画面) でバックアップと管理ができるのはCohesityだけです」とSuomela氏は言います。「また、CohesityのBackup as a ServiceはAWS上で実行されるため、ユーザーの国でデータを保存することを要求する規制にも準拠することができます」 もう1つのメリット:Cohesityの業界をリードする重複排除機能のおかげで、クラウドストレージのコストも削減できます。

Cohesityのソリューションは、採用決定からわずか1か月で準備を整えることができました。現在Nasdaqでは、6,000のMicrosoft 365のメールボックス、45TBのOneDriveとTeamsのデータ、自社のデータセンターでホストしている100のExchangeメールボックスのバックアップに、Cohesityのソリューションを使用しています。

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結果

紛失したメールをリストアするリクエストに対しては、以前のバックアップソリューションでは数日かかっていましたが、今では数分で完了します。Cohesityを導入する前は、メールを紛失した従業員がサービスデスクにリクエストを提出し、サービスデスクがバックアップチームに連絡し、バックアップチームがSuomela氏のチームに連絡していました。「データベース全体をリストアする必要があったため、全プロセスに数日を要しました」とSuomela氏は言います。「Cohesityの導入に伴い、各棟のデスクトップエンジニアにリストア専用の権限を割り当てることで、デスクトップエンジニアが自分でリストアできるようになりました。従業員はより早くファイルを入手できるようになり、私のチームは時間を節約できるようになりました」 各棟のエンジニアは、データを削除したり、ポリシーを変更したりする権限がないため、こうした操作を誤って実行してしまうことはありません。

Nasdaqの法律顧問室は、Cohesityのソリューションによって、国や地域に固有のデータ主権規制をより簡単に適用できるようになったと評価しています。Cohesityは人事記録に基づき、従業員が現在居住しているAWSリージョンにバックアップします。例えば、ストックホルムにいたとある役員がニューヨークに配置転換され、この役員のデータがGDPRの対象外となった際、Cohesityは自動的に米国ベースのAWSサーバーに該当役員のデータをバックアップし始めました。「以前のバックアップツールでは、メールボックスを米国のサーバーに移動するためのジョブをスケジュールする必要がありました」とSuomela氏は言います。「プロセスが自動化されたことで、コンプライアンスに準拠していることにリーガルチームが安心できるだけでなく、私のチームにとっても時間の節約になっています」

現在Nasdaqは、SharePoint OnlineとActive Directoryのドメインコントローラーを手始めに、フルマネージド型のCohesity Backup as a Serviceで他の種類のデータもバックアップすることを計画しています。「Cohesityのおかげで、より少ないリソースでより多くのことを実現できるようになりました」とViola氏は話します。「SaaSを利用することで、サーバーやアプリケーションにパッチを適用する毎月の作業から解放され、より価値の高い作業に時間を割くことができます。セキュリティオプション、SaaSモデル、サポートなど、Cohesityのすべての体験は、まさに私たちが望んでいたものでした。もし過去に戻ったとしても、私たちは同じ決断をするでしょう」

主なメリット

  • Microsoft 365とExchangeのバックアップの統一インターフェイスで管理をシンプル化
  • メールのリストアにかかる時間が4日から5分以下に
  • 各国特有のデータプライバシー規制に自動で準拠
  • 1か月で導入完了

Nasdaqについて

Nasdaqは、資本市場やその他の業界にサービスを提供するグローバルなテクノロジー企業です。データ、分析、ソフトウェア、サービスの多様な提供により、クライアントは自信を持ってビジネスビジョンを最適化し、実行することができます。www.nasdaq.com