Microsoft Exchangeのバックアップと復旧

Microsoft Exchangeは、メール、カレンダー、タスク管理、アドレス帳機能を含むメッセージング兼コラボレーションプラットフォームです。セキュアで効率の良い通信のため、多くの企業で使用されています。オンプレミスまたはクラウドで (Microsoft 365の一部であるExchange Onlineとして) ホスト可能です。

Microsoft Exchangeのバックアップは、組織のメール通信、カレンダーデータ、連絡先を、誤削除、システム障害、サイバー攻撃によるデータの損失から守るのに役立つため、重要です。定期的にバックアップを行うことで、何らかの障害が発生した場合の事業継続性と迅速な復旧が保証され、貴重な情報を保護して組織の生産性を維持することができます。
 
Cohesity DataProtectのような信頼性の高いバックアップと復旧ソリューションを利用すると、オンプレミスにあるExchangeデータやクラウドにあるExhange Onlineのデータをセキュアかつ効率良くバックアップし、個別のメールボックスオブジェクトを簡単かつ高速に復旧できるようになります。

業界の規制が厳しくてもそうでなくても、どんな場面でもすべての企業データを監視し、保護することが重要です。

Office 365スイートにはさまざまな製品があります。Exchange OnlineはMicrosoft Exchangeのホスト版で、Office 365で最も人気のあるサービスのひとつです。

ここでは、企業にExchange Onlineのバックアップが必要な4つの主な理由を紹介します:

1. クラウドデータはお客様の責任である: Exchange Onlineはお客様のデータをクラウドでホストしますが、そのデータのバックアップについては企業の責任です。
2. データの保持と復旧に対する柔軟性に制限がある:  Exhange Onlineにはいくつかのデータ保持オプションがありますが、その柔軟性は限られており、高度なオプションには使いにくいものもあります。例えば、デフォルトでは30日を超えて削除したメールボックスを保存することはできず、削除済みアイテムのデフォルトの最短保持期間はたったの14日間です。最新のバックアップソリューションは、ポリシーの持つ柔軟性を、データの保存と取得を行う際のシンプルなプロセスと組み合わせ、進化するコンプライアンスとビジネスのニーズに対応します。
3. 従業員がインスタントリカバリを期待している:  Microsoftのビルトインのデータ保護は従業員が自分の行動を変える必要があるため、データの保持は保証されません。そして、これがどれほど難しいことかは周知の事実です。必要とされているのは、ITチームがユーザーのメールボックスデータを迅速に復旧できるOffice 365に対応したバックアップと復旧ソリューションで、目標復旧時間 (RTO) を満たし、上回りながら、従業員を迅速に通常業務へ戻す優れたユーザーエクスペリエンスを提供するものです。
4. メールがランサムウェアの標的になっている:  Exchange Onlineの人気が高まるにつれ、ランサムウェアにとって格好の標的になっています。Office 365のアーキテクチャはデータの冗長性やある程度の回復力に対応しているものの、データの損失、偶発的または悪意のある削除、保持期間を超えた削除、破損、ランサムウェアなどに対する保護はほとんどありません。

そのため、ランサムウェア、特にメールに対する攻撃に対抗できる最新のプラットフォームを選ぶことが非常に重要です。

ミッションクリティカルなメールデータを最適なレベルで柔軟に保護するため、Cohesity DataProtectはエンドツーエンドかつWebスケールのバックアップと復旧ソリューションを提供し、ビジネスが必要とするときにいつでも、オンプレミスやクラウドにあるExchangeデータを簡単に、きめ細かい単位で、即時に復旧できるようにします。