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1901 Group社が、35%のコスト削減と115倍の重複排除と圧縮を実現

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データ復旧時間の短縮

1901 Group

1901 Group社は、公共部門や民間部門の市場向けに革新的なITサービスとソリューションを提供する大手プロバイダーです。特に、連邦、州、地方自治体の顧客を中心に展開しており、その中には法執行機関や刑事司法機関も含まれます。同社はサービスプロバイダーとして、従来のオンプレミスのITインフラやサポートモデルから、パフォーマンス向上とコスト削減を実現するハイブリッドクラウドソリューションへと顧客が移行できるよう、クラウド、サイバーセキュリティ、エンタープライズスケールのマネージドサービスを提供しています。

1901 Group社は、エンドユーザー、複雑なITインフラ環境、ミッションクリティカルなシステムに対して、24時間365日のサポートを提供するため、FedRAMP認定を受けたEnterprise IT Operations Center (EITOC) を活用してサービス提供を強化しています。同社はバージニア州レストンに本社を置き、米国に15以上の拠点を展開しています。

課題

多くの連邦政府機関は、1901 Group社を利用し、クラウドへのデータアーカイブオプションを備えた最新のデータ管理環境を実現しています。1901 Group社は、クライアントにCohesityを提供する前段階として、社内のデータ管理を解決できるソリューションを探していました。また、FedRAMPの政府向けクラウド認定といった厳格な規制とセキュリティ要件を満たす、エンタープライズバックアップサービスを提供する短期計画がありました。

1901 Group社は、老朽化したレガシーインフラからの移行を望むとともに、データのバックアップと復旧に3つ以上のレガシープラットフォームを同時に扱うことが多い、クライアントが抱える同様の課題にも対応したいと考えていました。DMaaS (Data Management as a Service) プロバイダーである同社は常に容量不足に陥っており、容量が上限に達した際は、顧客向けサービスを拡張するため高価なシャーシを新規購入するしかありませんでした。

1901 Group社は、運用の柔軟性、スケーラビリティ、予測可能性を実現するソリューションの特定に乗り出しました。そして結果として、Cohesityをクライアントサービスに統合し始めました。顧客の多くはクラウドへの移行を希望していたものの、そのコスト削減効果は納得のいくものでなければなりませんでした。1901 Group社は、サイバーセキュリティの脅威とコンプライアンス上の懸念にも確実に対応する必要がありました。

また、FISMAに準拠し、米国国防総省 (DoD) のネットワーク上で正式に運用可能なソリューションである必要もありました。

解決策

価格構成や機能の分析を含め4つのソリューションを比較した結果、1901 Group社は、強力な概念実証 (PoC) で優れたメリットが示され、同社を前進させる力が確認されたCohesityを選択しました。

Cohesityは、社内のバックアップと復旧用に導入されました。また、VMwareイメージの共有やファイルサーバーのSQLバックアップの管理を行うため、運用を目的とするファイルとオブジェクトサービスとしても導入されました。Cohesityのノードは各データセンター拠点に導入され、すべてのクラウドエンドポイントにわたって広がるデータファブリックが構築されました。1901 Group社はその後間もなく、連邦政府の顧客にバックアップと復旧災害復旧クラウドアーカイブサービスを提供するため、EBaaSにCohesityを統合しました。現在1901 Group社は、Cohesityを利用して5PB以上のデータを管理し、フォークリフトアップグレードを行うことなく将来の需要に対応できる自信を持っています。

結果

1901 Group社での初期の社内導入以降、Cohesityは社内全体の業務効率を向上させました。最も早く実感できた効果のひとつは、データ復旧時間の短縮でした。以前は数時間かかっていたデータの復旧が、Cohesityのプラットフォームでは1分もかかりません。1901 Group社はCohesityを利用した社内運用の管理に成功したことで、EBaaSの顧客向けサービスにCohesityを統合・拡張できるという確固たる自信を得ました。

もうひとつの重要なメリットは、Cohesityの優れた重複排除と圧縮により、データフットプリントを削減できる点です。1901 Group社は5PiBの論理データを管理していますが、使用するターゲットストレージはわずか45TiB未満で、合計115倍のデータ削減効果を実現しています。1901 Group社は他の競合ソリューションと比較して、Cohesityで最大35%の削減を達成しました。1901 Group社は現在、災害復旧にもCohesityを利用しており、地理的に異なる2つのデータセンター間でのデータレプリケーションのほか、ポリシーベースの構成に従ったAWS GovCloudやS3 Glacierへのデータのシームレスな移行による長期アーカイブを実現しています。

Cohesityのソリューションは1901 Group社のコスト削減を実現するだけでなく、運用やビジネスの判断に役立つ情報を充実させる、予測可能な指標も提供しています。1901 Group社はCohesityをポートフォリオに統合することで、より規模の小さな「ミクロ」機関のサポートや、これまではバックアップと復旧サービスを受けられなかったクライアントへの支援も可能になりました。

「連邦政府のクライアントにとって業界トップクラスの存在であっても、コストを予測するアジリティがなければ、うまく機能しません」と、Walsh氏は説明します。「私たちがCohesityを選んだ最大の理由のひとつは、このプラットフォームが、規制の厳しいマルチテナント環境を管理するためのスケーラビリティと柔軟性を備えた、予測可能なコストモデルを実現できる点です」

1901 Group社はサービスプロバイダーとして、Cohesityの優れた重複排除と圧縮、データセキュリティの組み合わせから、さまざまなメリットを享受しています。こうした機能により、キャッシュフローを効果的に管理し、マルチテナントのプロバイダー環境における需要に応じて容量を調整することができます。小規模から初めて拡張し、マルチノードのクラスターにソフトウェアを展開できるCohesityのプラットフォームは、柔軟で拡張性に優れています。米国の公共部門に属するクライアントにとって、商用のAWS環境とGovCloudのAWS環境の両方で、保存時と転送時のデータの暗号化は特に重要です。これらの環境では、セキュリティとコンプライアンスに特に厳格な要件が課せられています。

主なメリット

  • 他のソリューションと比較して最大35%のコスト削減
  • データ復旧時間を最大99%短縮
  • 115倍の重複排除と圧縮
  • セキュアなGovCloudプロバイダーとネイティブに統合された、スケーラブルで柔軟な災害復旧とアーカイブオプション
  • データセンターとパブリッククラウドにわたる統合データプラットフォーム