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コンプライアンスに関する報告の迅速化
オクラホマ州のBethany Children’s Health Centerは、複合的な医療ニーズを抱えた子供たちを対象に治療を行っています。子供一人ひとりの可能性を最大限に引き出すケアを提供するため、同センターは医療データを保護し、サイバー攻撃や災害が発生した場合に迅速にリストアする必要があります。Bethanyでは、Cohesityを利用し、オンプレミスと隔離されたクラウド保管であるCohesity FortKnoxの両方にイミュータブルバックアップを保存することで、目標を達成しています。最新のイノベーション? 対話型AIアシスタントであるCohesity Gaiaを利用した、データの迅速な分析、インサイトの発見、およびより的確な意思決定支援。
Bethany Children’s Health Centerは、1898年に、医療を受ける場所のない子供たちを目の当たりにして心を痛めた学校教師によって設立されました。Bethanyは現在、160床の病院、外来診療所、リハビリテーションサービスを備えた小児医療のリーダー的な施設です。「当センターのミッションステートメントには、生命は神聖なものだと私たちは信じる、と書かれています」と、最高経営責任者のNico Gomez氏は言います。「私たちは、どのような医療上の課題を抱えていても、すべての子供の可能性を最大限に引き出すことに専念して取り組んでいます。データは、私たちにとって血液の流れのようなものです。」
小児患者の福祉を重視する姿勢は、データセキュリティに対する同センターの取り組みにも反映されています。「私たちはデータセキュリティを非常に重視しています」と、最高情報責任者のKevin Chambers氏は語ります。「当センターでは子供たちへの投薬や食事を定期的に調整しています。システム障害やサイバー攻撃が発生した場合に、最新のデータを迅速にリストアできることは、子供の健康と福祉を守り、その家族の信頼を得るためにも不可欠です。」
Bethanyが主だったデータ保護ソリューションを評価したところ、「Cohesityの圧勝でした」とChambers氏は言います。Chambers氏は、以前の2つの勤務先でもCohesityを導入した経験があります。「最もリストアが速く、最も使いやすく、多層のセキュリティを備えているのはCohesityでした。」 保護対策には、イミュータブルバックアップ、多要素認証、バックアップのいかなる変更にも少なくとも2人(定足数)の承認が必要という要件が含まれます。「バックアップ中に、Cohesityはデータにマルウェアの兆候がないかスキャンし、 マルウェアが検出された場合はバックアップを停止し、アラートを発します」と、Chambers氏は言います。「その場合、以前のバックアップからクリーンなデータをリストアできるので、患者のケアに支障が出ることはありません。」
回復力を確保するため、Bethanyでは、「3-2-1」の原則に従い、データを3つのコピーに分割し、2つの異なるメディアに保存し、そのうち1つはオフサイトに保管しています。Cohesityの2つのイミュータブルバックアップはオンプレミスに保存されており、3つ目のバックアップは隔離されたクラウド保管であるCohesity FortKnoxに格納されています。 「FortKnoxのおかげで、オフサイトロケーションから3つ目のバックアップコピーを探す時間とコストを節約できるようになりました」と、Chambers氏は言います。「システム管理者と私が変更を承認しない限り、FortKnoxのバックアップには誰も触れることができません。悪意のある行為者を寄せ付けないもうひとつの方法です。」
AIは、Bethanyにおける戦略計画の一環です。対話型AIツールであるCohesity Gaiaを利用して、M365データなどのソースからインサイトを引き出すためのアイデアについて、医療従事者と管理者がブレインストーミングを行っています。目標のひとつは、コンプライアンスをよりシンプルに徹底することです。「Gaiaを活用することで、チームは自然言語で質問を投げかけ、必要な情報をすばやく見つけることができようになります。これにより、大量のメールや文書を読み込む手間が省けます」と、Chambers氏は言います。「私たちは、Gaiaが弁護士の負担を軽減し、現在数時間や数日かかっている情報の検索と評価を、数分で終えられるようになると期待しています。」 Gaiaに関係するもうひとつの計画は、カスタムレポートの作成です。例えば、患者のニーズの傾向や人員配置要件を把握するためなどに利用できます。「今までは、専門のトレーニングを受けた人でないとカスタムレポートを作成できませんでした。このようなスキルのある人材の確保は困難です。」 Chambers氏は言います。「Gaiaを使用すれば、レポートに記載したい内容を平易な言葉で説明することで、誰でもカスタムレポートを作成できます。」
「Bethanyで働く人々はみな、患者の治癒が成功していくことに誇りを持っています」と、Chambers氏は言います。「私には医療従事者や看護師の仕事はできませんが、IT専門家として、彼らの仕事をできるだけ簡単にするよう努めることができます。Cohesityによって、すべての子供の可能性を最大限に引き出すために必要なデータに、私たちの医療従事者が確実にアクセスできるようになります。」
オンプレミスとCohesity FortKnoxにおけるすべてのバックアップとリストアが、同じインターフェイスから監視と管理されるので、ITスタッフは時間を節約できます。「Cohesityの使いやすさは、私たちにとって大きなメリットです」と、Chambers氏は言います。「より少ない人員でデータをバックアップし、保護し、復元することができ ます。しかも、以前よりも高いセキュリティレベルを保持しています。」
また、Cohesityの高速リストアのおかげで、IT チームは攻撃やシステム障害が発生した場合でも、より迅速に復旧できます。「さらに、現在では、Teamsチャネルで共有された単一のメールボックス、メール、ドキュメントをほぼ瞬時にリストアできる柔軟性を備えています」と、Chambers氏は言います。
Bethany Children’s Health Centerが成長と拡大を続ける中で、経営陣はCohesityとのパートナーシップが今後も続くことを楽しみにしています。「Cohesityは、当センターのミッションを理解し、データに基づく意思決定を行う能力を保護してくれるパートナーです」と、Gomez氏は言います。「データセキュリティについて心配する必要性が少なくなれば、その分だけ、私たちにとって本当に重要な他の事柄に集中できるようになります。例えば、当センターで治療中のすべての子供が、自分がやりたいことをやり、なりたい自分になれる機会を確実に持てるようにすることです。」
Chambers氏はさらに、「子供たちが困難を乗り越えていく姿を見守ると、謙虚な気持ちになります」と、言います。「心が温まる思いがします。子供たちは本当にすごいです。彼らが成長し、変化し、治癒する様子を見守るのはとても素晴らしいことです。」
Bethany Children’s Health Center(旧Children’s Center Rehabilitation Hospital)は、小児リハビリテーションと24時間体制の複合的な医療ケアの分野で革新的なリーダーとして活躍しています。この民間非営利病院は、入院患者と外来患者向けの医療サービスを提供しており、オクラホマ州で唯一の入院型小児リハビリテーション施設です。Bethanyは、その設立理念であるキリスト教の原則に従った思いやりに満ちた環境において、優れた小児医療とリハビリテーションサービスを提供することにより、すべての子供の可能性を最大限に引き出すことに邁進しています。
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前橋赤十字病院、CohesityとCisco XDR でランサムウェアの防御と対応を強化
武蔵野赤十字病院