Google Cloudのデータセキュリティとデータ管理

Google Cloud、特にCohesity Data Cloudを使用した場合のデータ管理とデータ保護のよくあるユースケースとして、以下が挙げられます:

• ワークロードのバックアップと復旧:
  • データベース: SQL、Oracle、SAP HANAを含むさまざまなデータベースのバックアップと迅速な復旧を効率化し、事業継続性とデータの完全性を確保します。
  • Compute EngineとGoogle Cloud VMware EngineのVM: データの損失や破損が発生した場合に迅速な復旧が行えるよう定期的なバックアップを行うことで、仮想マシンを保護します。
• 長期保持とアーカイブ: 規制要件に準拠し、過去のデータの分析を容易にするよう、データをコスト効率の高い方法で長期間安全に保持すると同時に、必要に応じてデータを取り出せるようにします。
• ファイルサービス: ファイルをセキュアに保存、保護、アクセスできるようにし、障害発生時やデータ損失時の迅速な復旧を可能にします。
• 脅威インテリジェンス: サイバー脅威の先回りをして、ダウンタイムを最小限に抑え、自信を持って事業継続を維持します。
• 包括的なインシデント対応: 攻撃の封じ込め、調査、緩和を行い、データのクリーンなコピーを自信を持って復旧できます。
• 新たなデータインサイトの獲得: ハイブリッドクラウドのワークロード全体で、AIによるデータ分析、発見、管理を可能にします。

このようなユースケースでCohesityを選択することで、Google Cloud環境でのデータ管理はシンプルになり、データ保護が強化されます。

Standard、Nearline、Coldlineといったクラウドストレージクラスを使用することで、データ保持期間と予算のニーズに最適なストレージでデータを長期保持できます。Googleのストレージクラスは、エンタープライズデータの管理と保護に次のような多くのメリットを提供します:

• 無制限の容量
• ワールドワイドなアクセシビリティ
• 低レイテンシー
• 高い耐久性
• マルチリージョンの冗長性

CohesityとGoogle Cloud Storageを組み合わせることで、複雑なクラウドゲートウェイを必要とすることなくハイブリッドクラウドの柔軟性が得られ、オンプレミスとクラウドのグローバルなロケーションにまたがるワイルドカード検索で復旧がシンプルになり、個々のVM、ファイル、データベース、アプリケーションオブジェクトに対する強力な保護ときめ細かい単位での復旧が実現します。

Cohesity Data Cloudは、Google Cloudにおけるデータセキュリティとデータ管理をシンプルにしながら、ハイブリッドクラウドの柔軟性を実現する、単一のプラットフォームとUIを提供します。Cohesity DataProtectはGoogle Cloud上でネイティブに動作し、クラウドネイティブのアプリを保護します。また、バックアップと復旧、長期保持、災害復旧、階層化、など多くのユースケースで、Google Cloudとシームレスに接続してオンプレミスにデプロイすることもできます。
 
Cohesity DataProtectは、Google Compute EngineのVM、VMware EngineのVM、SQL、Oracle、SAP HANAなどのデータベースを含むさまざまなアプリケーションのワークロードを、統合的かつ包括的に保護するよう設計されています。Cohesity DataProtectをGoogle Cloudと併せて使用すると、以下のようなメリットがあります:

• データのバックアップと復旧サービスをすべてひとつのUIでグローバルに管理
• ポリシーベースの自動化で企業のSLA (サービスレベルアグリーメント) に準拠
• ランサムウェアに対する防御を強化するマルチレイヤーのセキュリティモデル (AES 256暗号化で強化されたイミュータブルスナップショット、ランサムウェアと異常検知、インスタントリカバリ機能、ロールベースのアクセス制御、クォーラム認証、FIPS (Federal Information Processing Standards、連邦情報処理規格) の準拠など)
• データの耐久性を強化しながらSLAを満たす、厳格な整合性、イレイジャーコーディング、レジリエントなハードウェア耐障害性
• グローバル重複排除と圧縮で最大96倍の容量効率を実現し、コストを大幅に削減して容量を最大化